青春基地とは
Vision
生まれ育った環境をこえて、一人ひとりが想定外の未来をつくるGoing beyond your upbringing: Within You, Infinite Future.
Mission
教育の再定義Redefinition of Education
人という”未知”を探ることが、私たちの学びづくりの原点です。
学びをつくるたびに、人の可能性に驚かされるからです。
だからこそ、私たちは一人ひとりの個を信じ、創造性をひらくために、
これからの学校づくりや、学びづくりに取り組んでいます。
今、社会は大きくゆれています。
課題が山積するなかで、このまま分断が広がりつづけるのか。
あるいは人とその創造性をいかした社会をつくりだせるのか。
私たちは「教育の再定義」をミッションとし、
人と社会の”想定外の未来”をさまざまな人たちと共に、実践・研究していきます。
Approach
「教育の再定義」にむけて、私たちは教育哲学を源流とした
「生成(Generative Pedagogy)」という考え方を基盤としています。
近代の発展のなかで、できるだけ平等に、取りこぼさずに育てることを可能にしたシステム。社会の”あるべき姿”に到達することを目指し、子どもたちは大人から段階的に教わる。教育とは大人になる「準備段階」と捉えられている。
生成とは、自ずと生み出される在り方。一人ひとりが好奇心を起点に「やってみる」ことで、他者や世界と出会い、経験しながら学ぶ。人の固有性こそが学びの起点であるので、その未来は変動的で想定外。だからこそ新しい意味価値が生み出されると捉えられている。
大切にしていること
個をいかす
私たちの活動の原点には、いつも「個をいかす」ことがあります。学校現場で起きている課題の多くは、強いシステムや社会の”こうあるべき”というルールによって、個がいかされにくい状態にあるからではないかと考えているからです。
一人ひとりが「どうありたいか」「どうしたいか」というわたしの物語から始め、そこから生まれたアクションによってこそ、人と組織の創造性は広がると考えています。
システムで捉える
今起きている現象に対して課題解決をはかるとき、どこがボトルネックなのか、なにが課題なのかと、原因の特定に向かいがちですが、「そうせざるを得なかった」ことの連続によって引き起こされていることも多いのではないでしょうか。
そこで私たちは、複雑なままに、システム全体をとらえ、人と人の関係性を読み解くことで、より本質的な考察をすすめる「システム思考」の視点を大切にしています。
分断をのりこえる
私たちは、教育という営みを通して、できるかぎり分断や階層化された社会をのりこえたいと考えています。
そもそも教育とは、生まれ育った環境にかかわらず、全ての人のケイパビリティをひらく場です。そのため教育の世界のなかで起きている分断にも目をむけ、特に、年々減少傾向にある教育予算や困難の多い組織構造のなかで、新しい挑戦をしづらい公立高校を支え、見えにくい組織のなかの葛藤に寄り添っていきます。
ワカモノはいつも,未来からの留学生
未知ばかりのこれからの社会に向かうとき、その歩み方は、時に先人たちの思想やセオリーよりも、現場から聴こえてくる高校生や大学生たちの感覚や価値観からヒントをもらうことが多いと気づくようになりました。特にCOVID-19に直面するなど、社会の当たり前が急速に変化する中で、ワカモノたちの感覚には”当たり前”を問い直しをさせられます。
子どもは「教えるべき」存在ではなく、耳をすますべき未来からの留学生。未来の人たちの感覚をいかし、共に学びながら、心地よいあり方を探っていきたいと思います。
プロジェクト主な取り組みについて
学校と学び
公立高校を中心とした
学校づくりと学びづくり
SOTEIGAI
社会人向けプログラム
SOTEIGAI
研究
生成を研究する
TANKEN